177日目~あいがえミーティング!藍ヶ江1周編~
※今回はほとんどの写真が参加者の皆さんがとってくださったものです。
写真でも参加したみなさんの発見をお楽しみください~~
5/11 あいがえミーティング1日目!
寝たのかわからないようなうちに目覚ましがなる!
6:00!みんなは今頃三宅と御蔵の間かな
なんて思いながらもそもそ起きる。
外は予報通りの雨模様。
しかも結構などしゃぶり。う~む。
台所にいくと千葉ちゃんが死んだような顔をしながらも
すでに席についている。笑
私たちの任務はおひるごはんのお弁当を作ること!
ゆで卵にするのにたまごをごろごろ火にかけ
おにぎり用にムロアジふりかけをまぜまぜし
ウインナーをたこさんにする。
運動会の朝みたい(想像)
お弁当、実家では作ってもらうことしか
まずないのでなんだか新鮮。
わたしも千葉ちゃんも手がでかいもんだから
おにぎりも自然にでかくなる..笑
9時ごろ入港なのでその前にレンタカーを借りにいく。
雨はがんがん降っているが、空はぼんやりと明るい。
これはやむんじゃないか。
今回は空港近くのカーセンターさんにお世話になる。
いつも思うが島のレンタカーだいぶ緩い。
傷の確認とかまずしない、給油さえわすれなければOKってかんじ。
8人乗りをオーダーしていて、ノアが待っていた。
「おじーちゃん、おばーちゃんが飛び出してくるので
気を付けてくださいね!」という店員さんのお言葉。
島では徒歩じゃなくて車で飛び出してくるからね。注意。
ノアを走らせ底土へ。
雨が小降りになってくる。
定刻より少々遅れて船が入港!
風はほぼなく、海はおだやか。
ぞろぞろお客さんが下りてくる中に見知った顔を発見!
今回は初回ということもあり、ほぼ顔見知りメンバー。
離島キッチンから3人、島家の常連さん1人、私のバンドつながりの友人1人。
という構成の5人と、わたし、千葉ちゃん、いとーくんのスタッフ3人。
挨拶もそこそこに(雨だし!)定員ぴったりにノアにのりこみ
まずは腹ごしらえ、朝ごはんを買いにスーパー【あさぬま】へ!
あさぬまを選んだ理由としては、家の通り道なのと笑
おべんとうだけでなくベーカリーがある!ということで。
皆思い思いに朝ごはんを購入。
高校の時はよく帰りにミニチョコクロを買って車の中で
食べていたなあ。
再度車にのりこみ、いざ藍ヶ江へ!
全体的に灰色な景色...
始めてきた人からしたら、底土、藍ヶ江間てかなり
距離があるのでだいぶ広い島というのが伝わったかからもしれない。
あさぬまから15分くらいであいがえに到着。
荷物を置いて、朝ごはん&自己紹介タイム。
みんなで書きかき。
名前と興味のあることと、悩みと、クセ。
クセって!自分でなかなかわからないから難しい...
こういう自己紹介タイムの進行はいとーまん、さすが、プロです。
みんなの絵の描き方や4項目で人となりがなんとなく
わかって面白い。
引き続き空は明るいけれど、まだ雨やまず!ということで
あいがえミーティングの概要を説明した後は
最初は家の中を探検することに。
みんなの反応がおもしろい。
地下の食堂。
「時が止まっている...」
と誰かがつぶやいていたけれど、確かに、そうなんだよな。
壁の魚拓にある日付は昭和50年代。
食器もほぼそのままになっておりどれもレトロ感がある。
洗面所は学校にあるみたいな蛇口がならんでいて
シンク部分はこれまたレトロなタイルがはまっている。
あんまり気にしていなかったけれど、これって今普通の家には
ないよね... 誰かが開けた棚には花札が入っていた。
この時点でだいぶ面白い、あいがえミーティングを開催しようと
思った大きな理由は、いろんな視点であいがえを見てもらうという
ところにあったので、すでに目的のひとつが達成されつつある。
そうこうしているうちに、雨がいよいよぱらぱらになってきた。
今こそ外にとびでるぜ!ということであいがえ1周を慣行。
今回のテーマは五感を開く!
5色のシールを買ってきたので、あとでそれぞれ聴覚、視覚、触覚
嗅覚、味覚、とあいがえマップに貼ってもらう予定だ。
おのおの雨具をもって出発。
私はあんまり草花に関心がないほうなのだが
(葉っぱ系は食べられないし...)
改めて歩いてみると、いろーーーーんな植物が自生している。
食べられるものから、成長したらどうなるのか予測のつかない
謎の新芽まで。
明日葉もそこかしこに生えている。
というか、こんなに生えてるもんなんだな。びっくり。
今回はぐるっと右回り。
やすらぎの湯をこえ、まずはわが家の畑に到着。
畑体験もできればよかったんだけれど、ちょうどやることのない時期だったので
ひとまず畑の中で食べられるもの散策。
明日葉のほか、タケノコあるじゃん!(かなり竹よりの笑)
クワもあるけど高すぎて取れない。
今の時期はスイカ、メロン、ジャガイモ、にんにく、オクラ、きゅうり
ナス、ピーマン、葱などなど、、、と色々植わってはいるが収穫時期の
ものはなにもない。。。
明日葉とタケノコを収穫して外に出る。
温泉ザブーンと裏見ヶ滝までの間は道路の拡張工事が始まっていて
山側が真っ白いコンクリートで覆われ始めていた。
一同「もったいない!」「でも地層見えるすごい」
食べられるものや面白いシダなんかが生えているのを右手にずっと見てきて
突然その植生が根こそぎコンクリに代わっている様は
なかなか衝撃である。なんと、今まで手折ってきた植物の
あった場所も今後ぜーーーーんぶコンクリの下になってしまうのである。
こればっかりは難しい問題である。
我々からしたらものすごくもったいなく思えるし
道路拡張ってこんな辺鄙な土地で...?バス今でも通れてね?
みたいな感じではあるんだけれど、町では町なりの
議論がされ可決がされ今にいたるんだろう。
わが畑の外周も少々持っていかれるということで
防風林を伐採している。立派な木たち。もったいない。
じいは新しい防風林の苗を内側に植えていたけれど
きっと私がおばさんになるころに、ようやく風を
しのいでくれるくらいになるんだろう。
なんだかしんみりする中、島家の常連
いっちーさんがコンクリにもぎったよもぎをたたきつけていた。
白い壁に緑がさいた。笑
その気持ちは、なんだか、わかる。
コンクリの壁がとぎれると裏見ヶ滝が見えてくる。
近くでは月桃の葉なんかも発見。
雨でこそ裏見ヶ滝はいいぞ!というこで裏見ヶ滝へも突撃。
マイナスイオンすご~~~
やはり雨の後なので水量が豊富。
道路からちょっと入っただけで、海の音も車の音もしなくなり
代わりに水の落ちる音だけが亜熱帯植物で構成された森の中に響いている。
さわがに発見!
みんな思い思いに五感スポットを発見している。
ちばちゃんはここでリモートワークするらしい。笑
なんだかかわいいお二人と不思議な木の根っこ。
滝を見て折り返すと、木々の隙間から陽がさしてきていて神秘的な様相に。
「雨かよ...」と当初は思っていたけれど、雨こそ島らしい
そして雨上がりの島が1番美しい!ということで
みんないい時に来たかもしれない。
裏見ヶ滝から脱出(脱出という言葉がなんだかしっくりくるすごいジャングル感)
すると雨はあがっていた。曇だがじりじりと太陽の熱を肌に感じる。
便宜上、はまじヶ坂の上までのあいがえ、として、あいがえの果てまで
きたぞ~とひといき、下り始める。
はまじヶ坂にも明日葉やボタンボウフウがそこかしこに生えているほか
ガジュマルの生える一帯もあり、玉石垣と融合しているのは
なんとも見ものである。
自然は強いな。人工物が自然へ帰るさまはどこか廃墟を思わせる。
余談だが、私は廃墟が好きだがおそらく好きなのは上記の理由、
私たちの作り出したものが、強く美しい自然によって
帰っていく、その途中を見るのが好きで、それは自然を感じることのほか
自分たちがいつか帰れるんだな、という安心であったり色々で...
と長くなりそうなので余談はここまで。
がじゅまる群をぬければ海が見えてくる。
気が付けば1時間以上もたっており、じいと釣りをすると
言った時間をすぎてしまっていた!
つづく