あいがえ企画

八丈島にUターンして仕事づくり。日々の雑記。

92日目

私は、去年の今頃も、こんな気持ちだったな、と思う。

やっぱり春は出会いと別れの季節だ。

 

私は思い返してみると、小さなお店でばかり働いてきた。

大企業のもとになど行った日には

「自分が人間かわからない」みたいなことになって

あまりにもシステマチック、人との交流も少ない!と

すぐ退職していた。

 

手が届く、声が届く距離でみんないてほしい。

良い意味で適当なところが好きだ。

適当、というか、融通が利く、というか。

 

なんというのだろう。

人を大切にする会社、とかそういうことでもない。

(身内にやさしくするのも苦手だ)

人を人として認識している場所。かな。

 

私が私として認識される場所。

 

人を、大切にしたいとは、思う。

でも大切にしかたがわからない。

思いやりがない、と言われたりもする。

人間は恐ろしく難解だ。

 

でも人がいないとなりたたない。

人がいるからこそ何かおこる。

そういうことをわかっていたい。

 

昨年もそこそこにいたけれど

今年も去っていく人が多い。

私はなにもできないな、と思う。

そういうことに関しては。

 

なんだか寂しく、悲しくなってもただ眺めているだけ。

誰かが選んだことを尊重したいし

それをひっくり返せる度量もない。

いつもだいたいそう。去っていく人を眺めている。

 

みんな幸せになればいいのに、と思う。

とてもそう思う。

 

どんなに何を思っても、日々は進んでいくな。

 

またね、と言えるように、私は待つ場所を定める。

あいがえで、出会った人々の事を思って

ずるいんだけど、待っていることにする。

 

いつか会えたらいいな、新しい流れの中で。

 

寂しいな。春だからか。

 

ひとりではなにもできない。