あいがえ企画

八丈島にUターンして仕事づくり。日々の雑記。

746日目

地域おこし、とか島おこし、という言葉があまり好きじゃない。やってることからして、そう思われがちだし、結果的にはそうなのかもしれないけれど、なんだかしっくりこない。それをかがげてやっている人たちの事を悪く言いたいわけではないし、やってもらうのは大いに良いと思う。でも、なんだか自分では「そんなつもりじゃないんだよな~」といつも思う。

 

今でも充分、島は美しい。

 

時折、人間なんかいなくったっていいと思うくらい。島を守る、って言ったりするけれど、人間がいようがいまいが、島は島である。人のいないころからたいして変わっていない風景も沢山あるだろうし、人がいないほうが守られるものもたくさんある。

 

そうは思うも、私は人間である。人間の作る景色が好きだったりもする。それがなくなるのは嫌だな、と思う。

 

島を守る、地域を守る、なんて大きなことは言えないけど、思い出くらい、守る、と言ってみたいもんだな。変わっていくことは何も悪いことではない、いやなのは、消えていくことだ。日々が、時間が。私の思い出、誰かの思い出、これから誰かが作るであろう、思いで。その中に島の風景が、そっとあればいいと思う。