あいがえ企画

八丈島にUターンして仕事づくり。日々の雑記。

327日目~島のイベント運営のありかた~

本日は島でイベントなど文化関係に携わっている方とお話してきた。

 

簡単に言うと、今の島でのイベントの運営の仕方やあり方について

若い世代にも話を聞いてみたい、という事だった。

行き詰っている、とおっしゃったが話を聞いていると

確かに次のステップへと進めるには課題が山積みにみえる。

 

聞いた中で私がこれ一番問題だな、と思ったところは

運営スタッフほとんどボランティアだということ。

 

島はこれお願い!(お金は出ないけど)みたいなことすごく多い。

できることはやってあげるよ!お互い様!っていうの。

島スタンダードなのだけれど、島っぽさがあって良いところでもあるんだけど

技術や働きに見合ったお金ってやっぱりないと、続かないよね。

 

それにしてもスタッフに払えるお金はないのか?というところである。

 

八丈島では毎年数多くのイベントが行われている。

一応参考に島のイベントをのっけてみる(載っているもの以外にも結構ある)

イベント | 八丈島観光協会

 

近年では町役場の建て替えと同時に多目的ホールおじゃれが

完成したのでメインの会場はそちらとなることが多い。

 

とても素敵なホールなのだが、それと同時に立派すぎて

音響、照明、舞台ともにそれなりの技術を持った方が必要に。

しかしながら箱付きの方はおらず、町も受付だけの箱貸し状態。

まずイベントをやるにあたりここに人件費がかかってくる。

ここにはそれなりにお金が出ている状況のようで安心ではあるが

島外に比べ良心的と言え会場代もかかる。

 

上記のように開催だけでお金がかかるが

島内のイベント、ほとんど無料であったり低価格のイベントが主。

イベントごとに島の文化的活動ということで補助金が下りることもあるが

それでもやっぱり収支的には運営スタッフに回ってくるお金は

微々たるもの(ないようなもの)ということなのである。

 

島の大きめのイベントは町主催以外だと八丈島文化協会という

ところが請け負っていたりその中のスタッフで回していることが

多いそうなのだけれどそれは任意の団体である。

 

イベントの運営って、大変だよね。予算決めてスケジュール組んで

ブッキングしてスタッフ手配して、料金決めて

広報でチラシ作ったりツイッターやったりなんだり

チラシ作ったらそれを置いてもらうところさがしたり配りに行ったり

タイムテーブル作ったり演者の調整したりetc...

 

普通に仕事する傍らで年間結構な数こなしていく

なのに無賃金。むりじゃね?

 

無理だよね。もし、身を削ってできたとしても、ほんとにこなすだけで

ここからいい方向に、さらに進んでいけるかっていうとNOであるし

維持がそもそもしんどいよ。(若手もあまりおりません)

 

 

ここでふと思う。

他の島ってどうなってんの?

 

そもそも、八丈島がイベント多すぎるのか?

 

確かに八丈島、文化的な活動をしている方は多い。

八丈島郷土芸能である太鼓や民謡をはじめ

日本舞踊だったり、フラダンスだったり、歌、バンド、吹奏楽

舞台だけでなく外遊びだったり、ものづくりだったり様々だけれど

本当に多く感じる。

 

また一流のものを子供たちに見せたい、といって本土より

素晴らしい方々をお呼びすることもあるし

外からも、八丈島でやりたい、と言ってきてくださる方もいる。

(近年島外からの問い合わせもかなり多いそう)

 

ということで乱立している感はあるけど、イベントたくさん!

 

なのだけれど、普通、そういう利益重視ではないようなイベントって

他の島どこか主体で動いてるのん。。?

 

とざーっと書いたわけだけれど、私としては

①役所の中におじゃれホール運用課またはイベント課を作る

(現在ホール管理や文化振興事業の窓口は教育課生涯学習係)

②地域おこし協力隊、又は企業人などで問題の解決を図ってみる

③有償でおじゃれホールの運用を団体に委託する

④島でイベント会社を立ち上げる

⑤学生に運営任せてみる

くらいの案しかでてこなかった。

 

とにかく、みんなお金もらえるようにしよう。だってやってること仕事じゃん!

っていうのが一番言いたいところ。これ、お金もらえるんだったら

つまり雇用なわけで、雇用があったら移住も生まれやすいわけで。

(やっぱり島への移住のネックって雇用)

 

そんでもって、集中してそこできる人がいればもっと面白いことが

うまれてくるはず。もしかしたらこんなにイベントいらないのかもしれないし。。!

とかとか文化的活動、イベントが島にとってより良い形はなにか?を

追求できる人がいたらいいよね。

 

まあ、④だとほんとにどこで利益生み出せるのかってシビアで

島民から入場でお金とれないとなると、コーディネーター料とか

物販とか、島外からのお客さんに落としてもらうとかってなるんだと

思うんだけれど、私その辺の経営てきなもんは疎いので

(これだけ色々言うのに、島人根性が抜けないので金勘定が苦手)

だれか~興味ある方おらんかね~~という感じなのだけれども。

 

というかそもそも島の文化振興なのに、町がやらないのって

なんでじゃろ?地域おこし協力隊などの要請もかけたらしいが

はねられた、と。島もお金がないって事か。。。

 

さて、おじゃれおじゃれ言うのはなんでかっていうと

おじゃれホールの画像とか、一度みなさんに見てほしいんですよ。

ほんと、とても美しいホール。そして使い道がたくさん。

これがね、しっかり運用されていないのってほんとにもったいね~~

って思うのよ。

 

着席で462席ある。どれくらいかというと

渋谷のマウントレーニアホールより100席くらい多い。

つまりけっこう広い。(おわかりいただけるのだろうか)


www.town.hachijo.tokyo.jp

 

普通にライブしたい(過去一度やらせていただきました)

 

さて、今回はとある方からのお話で思ったことを書いてみました。

 

島内、他にもスポーツのイベントやらなんやらってホールでやってる

以外にもかなりあって、そちらがどうなっているのか、とかは

わからないのだけれど、同じような課題がありそうだな~と思っている。

 

島の中でもありかたについて、色々な意見があると思う。

 

私は今回、課題解決、イコール、ビジネスになる。

町の仕事になるにせよ、企業の仕事になるにせよ

やりがいのある面白い仕事ができれば、人は増えるよな!

と思い書かせていただきました。

 

他の島や地域の現状、他にこんな案がある!というかたは

ぜひ教えていただけたらと思います、よろしくお願い致します!

 

 

 

本日のことをさらに記しておくと、きょうはしんじん日。

年に一度、神様掃除して、拝んで、おもちをまく。

朝の神様掃除は寝ていて気が付かなかったので(だれか起こして!)

昼過ぎからせっせと海への道を掃除してみました。

発泡スチロールが粉々になるのほんとやめてほしい。

っていうのをした後、部落の集まりで、おべんと食べました。とさ。