神津島、初1人島旅。〜山登り編〜
登山口に到着しよっしゃ登るぞ!と意気込んでいてはっと気がついた。
ここまで全然写真とっていない。
なんか杖とかもあるし写真とったろ!と言ってとったのがこちら。
自撮りのなれなさがひしひしと伝わってくるできに笑
そんなことはいいとして、いよいよ山登り開始!
入り口には杖と登山届けが置いてあるのでしっかり記入。
杖も持つ。
10合目まではほとんど階段が設置されているが
補助的なレベルのもので、足元は砂、砂利、岩で
気をつけてないと転びそう。
登り始めてすぐ、振り返るともう見晴らしが良い!
1〜10合目まで各合に看板があるので、自分がどの辺りまで来たか
わかりやすい。いたるところにベンチが設けてあり
普段立ち仕事といえど、心肺機能のトレーニングなどしていない
私には非常にありがたかった。
またその休憩スペースのどこも見晴らしの良いこと!
途中、下田から来た定期船も見えた。
下から見上げた時にはほんとにあんなとこの
上まで登るのか、、?と思っていた。
奥に見えるのが天上山。
崖にへばりついてるような階段をガンガン登っていくと
高度もガンガン上がっていく。振り返ると飛べそう。
9〜10合目の間、登ってきた階段が見えない、なかなかの急勾配。笑
登っていくうちに晴れてきた!
40分ほどで10合目に到着!
しかし何もない!笑
そう、ここからが天上山スタートなのです。
小ピークが点々とはあるが
比較的なだらかな土地が山のてっぺんにたくさんあるとは。
ここまで他の登山客はゼロ。道中いなくても
10合目にはけっこういる、というパターンが八丈島では
よくあったから、今回もそんな感じかな?と思っていたんで
ちょっと不安になる、、、笑
少し休憩をとって、お目当ての表砂漠へ向かう。
特に危険な場所もなく、道もわかりやすい。
ちょっとした森の中を歩いたり、ほぼ干上がっている池を横目に
みつつ、表砂漠へ到着。
マップにはテーブルなど設置されてるよ、とあったので
さすがにここならいるだろう!と思うもゼロ。
風の音と鳥の鳴き声と虫の羽ばたきが聞こえるくらい、、、
まったく、みたことのない景色の中、一人なもんだから
私はいったいどこに来たんだろうか。なんて思う。
なんだか不思議な光景だ。花がぴょこぴょこさいてて
砕け散った石の破片が山に降り積もってて、足元は真っ白な砂。
神様が考えることって、やっぱり人間にはわかんねーなー。
なんてふうにも思ったり。しばらくぼーっとしていた。
時計を見ると12:30、ここから裏砂漠を回るとちょっと時間がないかもな
という懸念と、不動池には神様がいるということだったので
裏砂漠を諦め、不動池にむかって歩き出す。
ようやっとここで、一人すれ違う。同じく単独の女性。
ここは人間界だったな、とちょっとホッとする。笑
少し登り斜面になってきたな、と思っていると視界が開けた。
案内には新東京百景とある。
わーい、他の島も見えるよ!!
ずっとなだらかだと思っていたので、山頂付近にもこんなとこがあるのねと。
冬だと本土の方まで見えるそう。
小休憩をはさみ、またも昇る、池がこの先あるのか?と思うような
石ころだらけの道をいくと、突如出現!
おおおお、なんだか神聖さが漂う、、、。
池の水も澄んでいる。写真だとわかりづらいが、鳥居と祠はすごく小さい。
(手前のベンチと比較するとわかりやすいかな)
竜王さまがいらっしゃるそうだ。むやみやたらと祠をのぞくと
怒りに触れるということで遠巻きに一礼。
ここにトイレがあるとマップにあったので
一応行っておこうかな、と探してみると、ログハウスのような建物が。
中に入ると真っ暗!!電気はないか、さすがに。
そして自転車。。。?発電用?
バイオトイレ、とある。やばい無知すぎた。
真っ暗なこともあり、急ぎでもないので断念して外へ出る。
この時点で13時。登り始めて2時間。
4時下山を目指していたので、そろそろ下山することに決めて
来た道をもどる。
その後特に問題もなく10合目の分岐まで戻る。
して、人はいない。やはり平日だからかなあ、とおもいながら
ゴールデンウィークなんかは人がたくさんだったかな、
たくさん人がいたら、また違った印象かな、なんて。
そんなことを思っていたら
7合目まで降りたあたりで、おじいちゃん3人組とすれ違う。
全然息が上がっていない、、、装備から見ても
山登り慣れているんだろうなあ、というおじいちゃんたち。
すごいな、ちゃんと鍛えてれば年を取ってもさくさく山登れるんだな、、。
私なんて登りの間は汗だくの顔真っ赤でぜーぜー言っていたわ、、。
関心しながらもどんどんおりる。
結局登山口までもどったのは14時すぎで、だいぶ巻いた!
なんだか奇妙な感じだった。振り返ってももう道は草木の向こうで見えない。
山、のぼったんだな。
バイク乗り回す編へつづく